ホメオパシーとは?

自然療法の一種

ホメオパシーは19世紀の初頭(約200年前)に
ドイツの医師ハーネマンによって確立された
歴史のある自然療法の一つです。

Homoeo=同じようなもの、同種
Pahos=病気・苦痛

ホメオパシーとは、この二つのギリシャ語の
言葉を組み合わせた
ハーネマンによる造語(Homoeopathy)です。

ホメオパシーは「同種療法」とも呼ばれるのは、ハーネマンがマラリアの治療法を考えていた時のある発見があったからです。

当時マラリアには植物の「キナの皮」が効くとされていました。そこでハーネマンは、自分はマラリアには感染していないけれど試しにキナの皮を煎じて飲んでみたそうです。すると、ビックリ!彼の身体にマラリアに似た症状が出始めたのです。(発熱、悪寒、痛み、脱水症状、脱力感など)

マラリアにかかっている人には、キナの皮が効いて症状を取り去ってくれるのに、健康な人がキナの皮をとるとマラリアに似た症状が出る「健康な人にある症状をおこさせる物質は、その類似の症状が出ている人に対しては、その症状を取り去るものになる。」「同種の法則」に気づきました。

その後ハーネマンあらゆる物質で上記のことを試し「同種療法=ホメオパシー療法」として確立していきました。世界では80ヵ国以上で使用されており、政府が公式に医療として認可している国も20ヵ国ほどあります。

レメディーってなに?

ホメオパシーでは、こころや身体に出た症状に対し、その症状に合うレメディーとよばれるものを使います。
レメディーは植物や鉱物をはじめ、この世の神羅万象あらゆるものを材料として作られています。

マラリアの症状にはキナの皮が合ったように、病気によって出る症状は様々で、それにあう物質も様々です。
ハーネマンとそのお弟子さん達は、どんな物質がどんな病気の症状に合うのか、一つずつ人体実験をしていきました。

そしてその過程で、物質そのものをとると有害な毒物であっても、天文学的に希釈(薄めて)振盪(揺り動かす)することで毒性が失われ、心身に深く作用し、病気の症状に合う働きをするものになることを発見しました。

それが「希釈振盪」の技術です。物質のもつエネルギーパターンだけを抽出しているので、赤ちゃんや妊婦さん、お年寄りの方にも安心してご利用いただけます。

「気づき」を与えてくれる

不調を抱えている方が、自分の症状に合うレメディーをとると、どうなるのでしょうか?

例えば、だらだらと熱が続いて、なかなか下がらないお子さんがいたとします。そんな時は発熱によいレメディーをとってもらいます。すると、それまで危機感ゼロだった身体の自己治癒力が、発熱のエネルギーパターンのあるレメディから刺激を受け、ようやく「このままではヤバい!外に出さなければ!」と働き始めます。

具体的には、好転反応として一時的に体温を上げて症状を出し切り、健康を取り戻していきます。

「熱には熱さましのお薬で…」と症状を止めていると、身体は危険信号に気づき辛いですが、レメディをとることで、気付ける状態にしているわけです。

というように、ホメオパシー療法とは、レメディ自体が病気を治すのではなく、レメディが自己治癒力のスイッチを入れることで、自分自身の生命力が自分を治していくという療法です。

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レメディーの種類やマザーチンクシャーについて

ホメオパシー療法でつかうものには下記のものがあります

・砂糖玉
・アルポ(液体)
・マザーチンクシャー(液体)
・サポートチンクシャー(液体)
 

◎レメディ(砂糖玉)
物質をアルコールに浸け原液を作り、その液体を薄め、また容器を振りながらたたくことを繰り返し理論上分子が存在しないほどまで薄められた液体を、砂糖玉に垂らしたもの。
*アルコールに垂らして作るのが「アルポ」。液体状でホメオパスが処方するタイプのレメディとなる

◎マザーチンクシャー
植物をアルコールに浸け込んで作った薬草酒・ハーブ酒

◎サポートチンクシャー
様々なマザーチンクシャー(薬草酒・ハーブ酒)をブレンドしたところに、さらにレメディも入れてコンビネーションされたもの

*それぞれの摂り方については、ホメオパスが処方時に説明をいたします。